スマートフォンでプレイできるソーシャルゲームの良さって、場所や時間に縛られず、都合の良い時に少しずつ進行でき、いつでも中断したりセーブできたりできるところに、メリットがあると思うんですね。
移動中や空き時間にスマートフォンを取り出し、メールを打つ感覚でちょっとだけゲームを進行させてみる。目的地に着いたら中断してスマートフォンをしまう、なんてことが自在にできてしまうのです。日夜多忙な方も、僅かな時間に移動しながら息抜きするのには、このスタイルのほうがきっと都合良いはずです。
一方、据え置き型ゲーム機は時間も場所も、集中する為にしっかりと確保しなければなりません。高性能ゲーム機となれば、ストーリーもクオリティも濃密かつ優れた作品が制作されますのでスケールが大きくなり、クリアーするのに多くの時間が必要となることでしょう。
確かにプロモーションを観ているだけでも、美しい作品ばかりで、流石!と感じます。膨大な工数と費用をかけ、かつゲーム機の性能をフルに生かそうとしているのですから、当然のことかも知れません。でも私にとって悩みの一つとして、ゲームをクリアーするまでの時間が大幅に増加してしまったことなんです。
日中は多忙でゲームに費やす時間などない。家族もいますので、皆が寝静まった夜間に僅かな時間を使って、長期に渡って少しずつ進めていくしかないのが現状です。本当は何時間も続けて早くクリアーしてしまいたい気持ちは強いのですが、実際は難しいのです。本当はゲーム好きだが、ゲームに多くの時間を奪われたくないと切望する多忙な方は私以外にもきっと多くいて、増加傾向にある気がして止みません。
ゲームに存分な時間を割けたのは、ろくに勉強をしていなかった大学在学時代くらいだけだったのかも知れません。学生さんでも遊び以外に日夜多忙となった時代ですから、大画面テレビの前でコントローラーを握って長時間奮闘できるようなゲーマーは、徐々に減少してしまうのではないでしょうか?
このような傾向も、据え置き型ゲーム機の販売低迷に拍車をかけているように感じてしまうのです。
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